スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

原子力規制委員会と、島崎氏の攻防。 

 4年前からの新聞切り抜きを整理していて、現在の動きとドラマの様につながる話があった。

 2012年2月6日の朝日新聞に、原子力委員会(規制委員会ではない)の3人に原子力関連業界から1800万円が寄付されている。という記事があった。

 2年後の2014年5月20日に、原子力規制委員会の副委員長に就任していた島崎邦彦氏(地震予知連会長、東大地震研究所教授)が、あまり厳しいので、自民党と電力業界から嫌われて、「やめろ」の圧力を受けて辞任させられたのだが、その代わりに、原子力関連業界から1800万円の寄付を受けた中の一人、田中知(とも)(東大教授)が就任する、というニュースが新聞報道された。

 さらにその2か月後の7月5日に、その田中知氏が、原子力業界から多額の寄付を受けていて、規制委員会の仕事が骨抜きになるのではないか、という新聞記事が載った。

 ご存知のように、その後次々と原発の再稼働が進められていく。

 さて時は過ぎて、今月の新聞報道で、島崎邦彦氏が「大飯原発の活断層の地震発生予想のガル(地震のエネルギー単位)の想定が、4分の1に過小評価してしまったので、やり直していただきたい。」と原子力規制委員会に申し入れをした、というニュースが報道された。

 この関連記事は7月21日現在で東京新聞では6回に渡って出ている。記事のポイントを追っていくと、当初原子力規制委員会では「再計算をしたが、むしろ関電の計算値よりも低く出たので、問題ない、と島崎氏に報告し、了解してもらった。」となっている。

 しかし、島崎氏は納得などしておらず、規制委員会と直接話した。(公開という規制委員会の趣旨を踏み外している、と批判されたため)規制委員会の田中委員長は「確かにそうだが今はそのことに対する地震学会の見解がまとまっていないので見直さない」と回答したが、納得せず。

 規制委員会は不適切を認めたが、評価方法は変えない、と言っていたが、再議論をすることになった。理由は、事務方で意図的に低い数値の結果を出すための計算をしていたというのである。規制委員会の田中知氏ではない他の委員が「ショックだった。説明を聞いていると。科学を逸脱したと感じた。もしそうなら、何をやってるのか分からなくなる。」と感想を述べている。

 島崎氏の学者としての見識の高さと、田中知氏と言う金の力の前で人の命さえも平気で無視してしまう、という人間の違いが透けて見えるから面白い。日本ではこれほど明け透けな、犯罪的なことをやっても何の責任も取られない。

 金の力は大きい。島崎氏の代わりに委員に就いた田中知氏という東大教授は、活断層と地震動の関連を評価するというこの計算が出来ないか、やらなかったのである。わざとであろう。だって計算して別な答えを出したら、自分の未熟さが露呈してしまい、正しい答えを出したら、大飯原発は動かせなくなるのだから、「なんだ田中は、あれだけ金を受け取っておいて、何もできないやつだ!」となってしまうのだから、だんまりを決め込むしかなかったのだろう。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://penpatutekkihatu.blog.fc2.com/tb.php/526-51659d6c

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。